2016年06月21日

風蓮湖でタンチョウとオジロワシの繁殖状況を調査

 6月15日に、タンチョウとオジロワシの繁殖状況を確認するための調査を行いました。場所は風蓮湖西岸に位置する野鳥保護区とその周辺域です。タンチョウは川沿いや沿岸部などの湿原で子育てを行い、オジロワシは沿岸部の木の上に巣を構えるので、子育ての邪魔にならないように陸上から調査を行うのは困難です。そのため、地元の漁師さんのご協力を頂き、船の上から岸辺を観察する調査を毎年行っています。

 船の上から観察
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 岸辺で採餌しているタンチョウのペア
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 木の上でひと休みしているオジロワシ
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 タンチョウはまだ雪が残る3月頃に繁殖のため風蓮湖の周辺に飛来します。オジロワシの多くは渡り鳥として冬に日本に飛来しますが、風蓮湖の沿岸部では周年生息しており、繁殖もしています。どちらも絶滅危惧U類(環境省レッドリスト)に指定されており、湿原や海の恵みに支えられて生きています。風蓮湖の周辺にはこのような希少種が繁殖に利用できる多様で豊かな環境が残されています。

【記:大森】
posted by 野鳥保護区事業 at 19:42| タンチョウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月10日

竃セ治の第18回社員ボランティアとエコアップ活動を実施しました

6月8日から10日にかけて、株式会社明治の社員ボランティア11名と共に、適正な自然環境の管理(エコアップ)活動を行ないました。
2008年から始まり18回目となる今回は、同社と共に設置しているタンチョウの野鳥保護区「明治野鳥保護区槍昔」(以下槍昔)と「明治野鳥保護区牧の内」(以下牧の内)にて、植樹や自然環境調査コースの印付けを実施しました。

■植樹(槍昔)
槍昔の湿原の周囲には深い山林があります。その山林を将来的にシマフクロウが利用できる森を育てるために、部分的に残る伐採跡地のササ原で植樹を行ないました。
霧雨が降る中、昨年のボランティア活動で設置した防鹿柵の中に苗木を植えました。
参加者は雨具に身を包み、ササの根が張る固い地面を力いっぱい掘り起こして、149本のミズナラやヤチダモ、ハルニレ、ケヤマハンノキを植えました。

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☆雨や汗を拭いながら苗木を植える

■自然環境調査コースの印付け(牧の内)
牧の内には、湿原や森林の他にササが生い茂る牧場跡地があります。
この地を利用する鳥類などを調べるため、今年は夏鳥の繁殖期に鳥類ラインセンサス調査を実施します。
今回は、調査の準備として調査コースに一定間隔で目印となる印付けを行ないました。

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☆ササ原を歩きながら印を付ける

参加者は一列に並んで歩き、ハクサンチドリやセンダイハギの花や上空を飛翔するオオジシギなどを観察しながらポールを地面に挿していきます。
終点に近づくにつれて土砂降りとなった雨の中を、ササ原をかき分けながら約1300mの調査コースに印を付けていきました。

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☆一列に歩いてできた道も、コースの目印になります

作業当日はあいにくの雨でしたが、参加者の皆さんは力を合せて作業を終えることができました。
今後も、当会と株式会社明治は協力して、野鳥保護区のエコアップ活動に取り組んでいきます。

【佐藤記】
posted by 野鳥保護区事業 at 22:42| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする