2016年12月27日

2016年12 月 [野鳥保護区内] のストリートビューが公開されました。

@渡邊野鳥保護区フレシマ A株式会社明治野鳥保護区牧の内 B株式会社明治野鳥保護区槍昔C渡邊野鳥保護区ソウサンベツがGoogleストリートビューでご覧いただけるようになりました。

ストリートビューは、Googleが提供するGoogleマップの機能の一つで、街中や観光名所、そして今回公開される野鳥保護区をその場にいるかのように360度のパノラマ写真でご覧いただけるサービスです。
ストリートビューを見るには、Googleマップで[野鳥保護区名] を検索し、表示された地図上に黄色い人型のアイコン「ペグマン」をかざして置いていただくことで、その地点のストリートビューをご覧いただくことができます。

今回公開された 野鳥保護区 のストリートビューは、Googleの※1「ストリートビュートレッカーパートナープログラム」に当会 が参加し撮影しています。
撮影は10月から約一週間かけて、野鳥保護区の湿原や草原、森林を、ストリートビュー撮影用機材「トレッカー」を担いで歩きながら撮影しました。
希少鳥類の生息地保全のため、通常は立ち入ることのできない野鳥保護区の自然を間近に感じることができますので、ぜひご覧ください。


@渡邊野鳥保護区フレシマ
フレシマは、1つがいのタンチョウが繁殖に利用する203.7haの野鳥保護区で、湿原から草原、森林に至るまでの多様な環境を一体として保全しています。保護区内では、植生管理のために馬を放牧しており、雄大な自然と共に北海道の原風景とも言える景色を眺めることができます。

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☆植生管理のために放牧している馬

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☆太平洋を臨んだ撮影場所

A株式会社明治野鳥保護区牧の内
牧の内は、2つがいのタンチョウが繁殖に利用する235.5haの野鳥保護区で、所有者である竃セ治と当会が協定により保全しています。当保護区は、根室市街地に隣接していますが、湿原や草原には数多くの野鳥が繁殖し、太平洋を望むタンネ沼やオンネ沼の畔では、オジロワシも繁殖するなど、豊かな自然が残されています。

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☆タンネ沼が一望できる風景

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☆友知湾を背景にした撮影場所

B株式会社明治野鳥保護区槍昔
槍昔は231.8haの野鳥保護区で、竃セ治と協定により保全しています。当保護区はラムサール条約湿地である「春国岱・風蓮湖」の湿地と深い森林が広がっており、湿地では1つがいのタンチョウ、沿岸部の樹上にはオジロワシ、森林ではエゾフクロウがそれぞれの環境を利用して繁殖しています。

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☆風蓮湖に流れ込む川の河口部から森林を臨む風景

C渡邊野鳥保護区ソウサンベツ
ソウサンベツは368.1haと当会で最大の野鳥保護区です。当保護区はラムサール湿地「春国岱・風蓮湖」の沿岸部に面しており、湖の沿岸を利用して2つがいのタンチョウが繁殖しています。

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☆厚床沼川の河口部から風蓮湖を臨む風景

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☆沿岸部の林道を歩く撮影地


※1ストリートビュートレッカーパートナープログラムは、ストリートビューの撮影を希望する観光協会、非営利団体、大学、研究機関などにGoogle がバックパック型のストリートビュー撮影機材「トレッカー」を無償で貸出すプログラムです。
https://www.google.co.jp/intl/ja/maps/about/partners/streetview/trekker/
posted by 野鳥保護区事業 at 18:09| 野鳥保護区管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月03日

学生バードソン2016に参加しました

 11月27日、F.A.ネットワーク主催の学生バードソン2016に参加しました。バードソンとは@12時間のバードウォッチングで見つけた鳥の種数と、Aたくさんの人から集まった募金額の合計で順位を競う自然保護チャリティイベントです。私達はかつて鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリの開設時に、学生バードソンの募金を寄付していただいたことから、恩返しの意味をこめて参加しています。当日は野鳥の会のレンジャーを中心に結成した「釧根サルン・コロカムイチーム」として競技に挑みました。しかし11月下旬の道東は、ガンやシギなどの鳥は南下していなくなり、マヒワなどの小鳥やシノリガモなどの水鳥がようやく渡って来始める時期のため、種数が期待できません。さらに追い打ちをかけるように当日の天気予報は雪。様々な不安を抱えながら本番を迎えました。

 スタートは鶴居村のタンチョウのねぐらとなっている雪裡川が見渡せる「音羽橋」です。日の入りが早いため、いかに効率よく鳥を見るかがこの競技のカギとなります。まずは確実にタンチョウを確認して釧路湿原から厚岸湖を目指します。

音羽橋.jpg
雪の中タンチョウを発見!

 日の出のころから降り始めた雪は次第に粒が大きくなり、路面状況や視界を悪くしていきます。この悪天候のせいで当初立ち寄る予定だった湖は全面凍結。泣く泣く先に進むことになりました。しかし、そんな悪条件の中、ハンノキの実を食べるマヒワの群れやシジュウカラなどの中からアトリやキクイタダキを発見するなど順調に種数が伸びていきました。

 厚岸湖に到着した頃には、スタートから6時間が経過していました。朝から降っていた雪は止み、確認した鳥は40種を超えました。ここからは海岸沿いを走って霧多布を経由して、水鳥や海鳥を探します。水面に浮かぶ鳥達の中からまだ確認していない種を探すものの、思うように見つかりません。そこに冷たい風が吹き付け集中力を奪っていきます。それでも粘ってなんとかコクガンやハジロカイツブリなどを見つけました。14時を過ぎた頃、日は傾き始めたため岬で海鳥を探すことに。読みはあたり、その場所でケアシノスリやハギマシコに加え、未確認の水鳥がどんどん見つかりました。

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ハギマシコ

 その後、思うように種数は伸びず日が暮れてしまいましたが、最終的な確認種は56種。なんとか確認数で一般部門第3位となりました。悪天候や難しい時期ではありましたが、これだけの種数を確認できたことには驚きました。

 今回の学生バードソンを通じて、改めてタンチョウ(サルルンカムイ)やシマフクロウ(コタンコロカムイ)が生息できる道東の自然の豊かさを実感しました。今回周ったコースには、森林や湿原・海など環境も様々。ラムサール登録条約湿地や国立公園に登録されている場所もあれば、そうではない場所もあります。多くの種を支える自然環境がこれからも維持されるよう、引き続き保全活動を進めます。そして募金も集めて、学生バードソンにも恩返しをしたいと思います。【記:鈴木】
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posted by 野鳥保護区事業 at 16:14| シマフクロウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする