2017年04月17日

春の観察場清掃

 給餌場を覆っていた雪は解け、林内からゴジュウカラやキジバトのさえずりが、水辺からはエゾアカガエルの鳴き声が聞こえます。地面の至るところではフキノトウやフクジュソウの花が咲き、ようやく春の到来を感じられるようになりました。それと同時に、冬の間は雪の中に隠れていたゴミの姿が目立つようになりました。
 そこで、4月15日に鶴居村かんきょう会議の会員の皆さんと、観察場とその周辺を清掃しました。

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フクジュソウの花々

 観察場や駐車場でゴミを拾っていると、やはり人がいた場所にはタバコの吸い殻や使い捨てカイロ、ティッシュなどのゴミが落ちています。また前日までの強風によって木の枝先や草木の間にビニール袋が多数。開始から僅か30分ほどで参加者の袋にはたくさんのゴミが集まりました。

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柵の下にはたくさんのゴミが

 その後、給餌場に隣接する自然採食地に移動しました。(自然採食地についてはコチラ)
冬にタンチョウ達がよく利用する場所のため、念入りにゴミが無いか探しているとホオジロやヤマセミ、タヌキのため糞など様々な生き物やその痕跡を確認しました。
 普段はあまり人が立ち入らない場所であるためゴミは少な目ですが、昨年の台風による増水で流れてきたと思われるゴミが木々の高い場所に引っかかっていたり、水辺にはゴミが打ち上げられていたりします。これらのゴミは可能な限り回収しました。

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サンクチュアリ1号採食地

 11名の参加者の協力により、30kgものゴミを拾うことができました。この活動は毎年行っていますが、今年は特に観察場にゴミが多かったように思います。この冬も日本に限らず海外からも多くの方にお越し頂きましたが、その中に美しい自然を見に来て、その自然を汚して帰る心無い人がいたことに胸が痛みました。今後この場所を訪れる人が増え、ゴミが増えることによって、タンチョウがゴミを誤食したりしないか心配になります。
 しかしこの冬、「観察場にゴミがあったから」と自ら率先してゴミを拾ってきてくれたカメラマンの方がいました。そんな人達と協力し、タンチョウが安心して冬を過ごすことができる環境をこれからも維持していきます。
 この日ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。

【記:鈴木】

posted by 野鳥保護区事業 at 16:47| タンチョウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする