2017年07月10日

クレインズの選手と自然採食地整備

8日に「日本製紙クレインズの選手と一緒にタンチョウの冬の食事場所を作ろう」を行いました。タンチョウが冬でも自然の餌を取れるようにと、クレインズの選手と子供たちが協力して、凍らない水辺をタンチョウの採餌に適した環境に整える取り組みです。
まず、作業の前にネイチャーセンターでお勉強。鶴居村には、冬でもタンチョウが餌を採れる豊かな自然があることや、その場所をタンチョウが使いやすいように整備する大切さを伝えます。タンチョウの為に頑張る気持ちが高まったところで現地へと向かいました。
作業場所は、センターから車で5分ほどの小川です。快晴だったこの日の最高気温は27℃。作業が始まるころには気温がぐんぐん上がり、全員が汗だくになってノコギリで木を切ったり薮を払う作業を続けました。

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休憩時間をはさみ1時間半ほどで、現場は見違えるほどすっきり。これならタンチョウも安全に川に出入りできます。鶴居村の子供たちの野外活動グループ「サルルンガード」からの参加者が多かったこともあり、子供たちは暑さや虫にめげることなく最後までしっかり作業に取り組んでいました。
きれいに整えた場所を見ながら、レンジャーは、タンチョウが冬にこの場所で餌を採るイメージを参加者に伝えます。みなさん達成感いっぱいの笑顔でレンジャーの話に聞き入っていました。

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この後はセンターに戻り今日のまとめです。作業を通して仲良くなった選手と子供たちは、雑談も交えて楽しみながら、作業の感想やタンチョウへのメッセージをカードに書いてくれました。
参加者のメッセージから1つ紹介します。「タンチョウのエサ場は作るのに苦労したけど作ってみたら達成感があって楽しかった・クレインズの試合見に行きたいです。大夢」

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最後にネイチャーセンターの前で記念撮影をして、お世話になったクレインズの選手へエールを送り、この日のイベントを終了しました。

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今年で6回目を迎えたこのイベントは、釧路湿原自然再生普及小委員会の取り組みの一環です。今回はクレインズの選手や地元の子供たち、東京からの親子の参加者もあり、総勢22名でタンチョウの冬季自然採食地を整えました。給餌によって絶滅の危機から逃れ1800羽まで増えたタンチョウですが、給餌場での過密化は伝染病のリスクなど多くの問題を抱えています。また、給餌による人馴れで、農業被害や交通事故などの問題が起きているのも事実です。これからのタンチョウ保護活動には、タンチョウが給餌だけに頼らずに冬を過ごせる環境づくりが必要不可欠。多くの方の力をお借りして、このような冬季自然採食地整備を進めていこうと思います。(櫻井)
posted by 野鳥保護区事業 at 19:09| タンチョウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする