2017年12月28日

厚岸町で猛禽類生息状況調査へ参加

 12月17日、厚岸町で日本野鳥の会釧路・根室両支部が主催する猛禽類生息状況調査に参加しました。この調査は、現在、根室-釧路間で建設計画が進められている高規格道路建設によって希少猛禽類の生息地が奪われることが懸念されたため始まりました。当日は、9名の調査員が予め設定された3つの地点にそれぞれ分かれ、9時から15時まで出現した猛禽類の飛行ルートと行動を観察・記録しました。

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○極寒の中、猛禽類を観察する調査員

 確認された猛禽類は、トビ、ノスリ、ハイタカと、絶滅危惧種のオオワシ、オジロワシ、クマタカです。オオワシ、オジロワシは、10羽ほどの群れとなって旋回飛翔し、クマタカは、カラスに追われる様子が見られました。

 生息状況調査は、2016年2月から4月にかけても同じ場所で行っており、今回の調査で確認された6種類の猛禽類のほかにケアシノスリ、オオタカも確認されました。また、オジロワシ、クマタカは、繁殖している可能性が高いことが示唆されました。

 両支部は、今回の調査で猛禽類が特に高頻度に利用しているエリアを特定したいと考えています。調査は、2018年3月まで行われる予定です。

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○集合写真

【稲葉記】
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2017年12月21日

日本製紙株式会社と共同踏査を実施しました

12月21日、当会と日本製紙株式会社で、同社が釧路地域に所有する森林の共同踏査を行ないました。
当会と同社は2015年、同社が所有する約1,986haの森林について、シマフクロウの保全と森林施業の両立を目的とした覚書を締結しています。

今年の共同踏査では、社有林内の今後利用する可能性がある巨木の確認をしました。
踏査当日の気温は−15℃、ピリピリとした痛いような寒さを頬に感じながら、結氷した川を渡って森に入りました。

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(今回の踏査メンバー。森の中は20cmほどの積雪がありました)

森の中を歩くと、大人一人では抱えきれないような巨木が次々と姿を現しました。
これら巨木の位置をGPSで記録し、樹種や直径などのデータを地図上に書き込んでいきます。
その結果、約20haの範囲に直径50cm以上の大木が33本あることが確認され、中には直径1mを超える立派なミズナラの巨木も発見されました。

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(3人がかりで計測するような巨木もありました)

今後も当会と日本製紙株式会社は、共同踏査を継続することでシマフクロウが生息する森林の状態を把握し、森林施業と保全のあり方を検討していきます。
(荒 記)

覚書締結の過去ログ
http://yacho-hogoku.seesaa.net/article/418852189.html

締結時のプレスリリース
http://www.wbsj.org/activity/press-releases/press-2015-05-13/
posted by 野鳥保護区事業 at 17:53| シマフクロウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月16日

開設30周年記念シンポジウム(札幌)開催

2017年11月29日、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリは開設30周年を迎えました。

開設当初、国内での生息数が383羽だったタンチョウは、今では1,800羽まで増えました。生息地も釧路や根室などの道東圏から、近年ではむかわ町や長沼町などの道央圏にも拡がりつつあります。

大きな転換点を迎えている今、これからのタンチョウ保護について考えるシンポジウムを札幌で開催します。

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鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ開設30周年記念シンポジウム
「タンチョウ保護のこれから」

日時:2018年1月21日(日)13:30〜16:00(13:00開場)
会場:札幌国際ビル8階 国際ホール(地下鉄さっぽろ駅8番出口直結)

内容:
【 基調講演 】
  札幌周辺にタンチョウがいた頃の話
  久井貴世(北大大学院文学研究科 専門研究員)
【 話題提供 】
  タンチョウとコウノトリの話
  柳生博(日本野鳥の会 会長)
【 パネルディスカッション 】
  新規生息地でのタンチョウと地域との関わりについて、
  道央圏で活動する方々と意見を交わします。
 コーディネーター:小川巌(エコ・ネットワーク)
 パネラー:正富宏之(専修大学北海道短期大学名誉教授)
      黒沢信道(環境省タンチョウ保護増殖検討委員)
      小山内恵子(ネイチャー研究会inむかわ)
      加藤幸一(舞鶴遊水地にタンチョウを呼び戻す会)
      原田修(鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ)

 ※事前申込制となっています。参加される方は1月14日(日)までに、
  電話かE-mailで参加される方全員の氏名をお知らせください。

申込・問合せ先:鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ
電話:0154-64-2620(火・水を除く9:00〜17:00)
E-mail:tancho_sanc@wbsj.org

主催:日本野鳥の会

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posted by 野鳥保護区事業 at 16:46| タンチョウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする