2019年07月16日

シマフクロウ用の給餌場に魚を追加

7月11日、持田野鳥保護区シマフクロウ日高第1に設置しているシマフクロウ用の給餌場に魚を追加してきました。

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●ヤマメ30kgを追加しました

シマフクロウの生息地には、大径木を有する森林のほかに、餌となる魚類が豊富いる河川がないといけません。河川内には、体長10cm以上の魚が最低30尾/100u、1,300g/100u以上の密度でいることが必要です。

私たちは、当保護区内を流れる河川にて魚類調査を実施しました。調査では、ヤマメやハナカジカなどが見られ、その量は23尾/100u、500g/100uでした。現段階では、繁殖に必要な魚の量を満たしていません。

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●調査ではハナカジカが多く見られました

そのため、当会では、2012年から繁殖期の餌不足の補助のため給餌をしています。

給餌しているヤマメは、当会が販売するTシャツ「千人の森」で集まった寄付金をもとに購入しています。Tシャツ1枚につき、250円が餌代として寄付される仕組みで、1枚でヤマメ2尾分となり、1,000人のご購入で繁殖期1シーズンを補えることができます。

詳しくはこちら

多くの方々からご協力頂いている千人の森Tシャツによって、シマフクロウの保護活動の力になっています。現在、道内のシマフクロウの個体数は、約160羽と非常に少なく、絶滅の危機に瀕しています。今後も、当会では、シマフクロウの生息地保全のために、活動を続けてまいります。


【稲葉記】
posted by 野鳥保護区事業 at 17:27| シマフクロウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月02日

くしろエコ・フェア2019にブース出展

 くしろエコ・フェアは、釧路地域に住む一人ひとりが「くらしと環境」について考え、思いを共有する場として、2007年から開催されています。今年も、去年に引き続き「イオンモール釧路昭和」の会場で、ブース出展しました。

 来場者は環境に関わる全16団体によるパネル展示や体験活動ができるブースを回りながらクイズに挑戦します。私たちは「タンチョウの重さはどのくらい?」というクイズで、タンチョウの実物大・同じ重さのぬいぐるみと巣のクッションを展示しました。

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会場内でひと際目立つタンチョウのぬいぐるみ

 目を引くタンチョウのぬいぐるみは来場者に大人気。持ち上げてもらうことで重さを体感してもらいました。7kgのぬいぐるみに「意外と重い!」「軽い!」「これが空を飛ぶのはすごい」など体験者の反応は様々でした。

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ぬいぐるみは手渡しするのも一苦労


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力を振り絞って持ち上げる様子

 また、ぬいぐるみを持ち上げると、巣の中で抱いている2つの卵が現れます。タンチョウは今の時期は子育て中であること、卵から孵ったヒナはぐんぐん成長し、秋には飛べるようになることなどを解説しました。

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出てきた卵にも興味深々

 私たちは冬期、主にネイチャーセンターでタンチョウについての解説を行っていますが、くしろエコ・フェアを通して釧路まで出向くことは、より多くの市民にタンチョウの魅力や保護活動について知ってもらう良い機会となります。身近な存在であるタンチョウですが、意外と知らない人も多いことを実感しました。
 今後もタンチョウを通した普及活動に取り組むことで、より多くの人が釧路湿原をはじめとする貴重な自然環境のある場所に住んでいることを知り、直面する環境問題などについて考えるきっかけになってほしいと思います。
【記:田島】





posted by 野鳥保護区事業 at 21:18| タンチョウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする