2018年01月31日

ねむろバードランドフェスティバル2018に出展

1月26日から28日まで、「ねむろバードランドフェスティバル2018」が根室市で開催されました。
メイン会場では、当会と協定を結び野鳥保護区を設置している日本製紙(株)、(株)明治と共にブース出展し、根室地域でのシマフクロウおよびタンチョウの生息地保全活動を紹介しました。

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(左から)当会、日本製紙、明治のブース

日本製紙のブースでは、林業とシマフクロウの生息地保全の両立を図る取り組みを、明治のブースでは、社員ボランティアと取り組む野鳥保護区の環境管理や地域の子どもたちを対象にした自然観察会について、パネル展示を行ないました。
当会のブースには、シマフクロウの子育てを助けるために設置している巣箱を展示し、訪れた約250名の方に当会のレンジャーが活動を紹介しました。
実際にシマフクロウが使用していた巣箱の内部が分かるように裁断した展示の前では、多くの方が足を止め熱心に見入っていました。
また、中に入れるように加工した巣箱では、記念撮影を行なう多くの子どもたちで賑わいました。

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巣箱を開くと…中にはシマフクロウの親子が!

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ボクもシマフクロウのヒナになったよ〜

ブースを訪れた方々は、シマフクロウの生息数の少なさと開発などによって生息地が失われている厳しい現状に驚き、「何とか絶滅の危機から救ってください!」と励ましの声を頂きました。
また、明治が根室市内に所有する野鳥保護区で、毎年のようにタンチョウが子育てを行ないヒナが巣立っていることに対し、「地元の自然の豊かさを再認識しました」とのコメントも寄せられました。
皆様からのご声援を励みに、これからも私たちは企業や地域の方々と共に、シマフクロウ、タンチョウの保護活動に取り組んで参ります。

【荒 記】
posted by 野鳥保護区事業 at 13:14| シマフクロウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月21日

日本製紙株式会社と共同踏査を実施しました

12月21日、当会と日本製紙株式会社で、同社が釧路地域に所有する森林の共同踏査を行ないました。
当会と同社は2015年、同社が所有する約1,986haの森林について、シマフクロウの保全と森林施業の両立を目的とした覚書を締結しています。

今年の共同踏査では、社有林内の今後利用する可能性がある巨木の確認をしました。
踏査当日の気温は−15℃、ピリピリとした痛いような寒さを頬に感じながら、結氷した川を渡って森に入りました。

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(今回の踏査メンバー。森の中は20cmほどの積雪がありました)

森の中を歩くと、大人一人では抱えきれないような巨木が次々と姿を現しました。
これら巨木の位置をGPSで記録し、樹種や直径などのデータを地図上に書き込んでいきます。
その結果、約20haの範囲に直径50cm以上の大木が33本あることが確認され、中には直径1mを超える立派なミズナラの巨木も発見されました。

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(3人がかりで計測するような巨木もありました)

今後も当会と日本製紙株式会社は、共同踏査を継続することでシマフクロウが生息する森林の状態を把握し、森林施業と保全のあり方を検討していきます。
(荒 記)

覚書締結の過去ログ
http://yacho-hogoku.seesaa.net/article/418852189.html

締結時のプレスリリース
http://www.wbsj.org/activity/press-releases/press-2015-05-13/
posted by 野鳥保護区事業 at 17:53| シマフクロウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月10日

日本野鳥の会の第一号巣箱でシマフクロウの利用を確認!

昨年、「千人の森」Tシャツの販売を通して頂いた寄付金から作られた当会の第一号巣箱で、シマフクロウの利用が確認されました。

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繁殖期以降のレンジャーによる調査で巣箱の入口に爪痕や汚れを確認し、巣箱の利用が推測されました。
そこで、無人のセンサーカメラを使い、シマフクロウが巣箱に入る様子を捉えようと試みたところ、巣箱に入るシマフクロウの後ろ姿を撮影しました。おそらく時期からすると、巣箱の中にメスがいて、ヒナを抱いていると思われます。
 
このままヒナが無事に育つといいのですが、ヒナがまだ小さく、予断は許されません。シマフクロウにとって、子育てで一番大事な時期なため、彼らを脅かさないように遠くからそっと見守っていきたいと思います。

「千人の森」Tシャツでご支援くださった皆様、ありがとうございました。

※巣箱の設置の様子は、こちら

●巣箱の中はどんな感じ?
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巣箱内イメージ
 
巣箱の中に、木のチップが敷き詰められています。天然の樹洞の底は保温性のある朽ちた木の破片で覆われているので、それに似せて巣箱ではチップを敷き詰めています。
 
シマフクロウは、寒さが厳しい2〜3月に2つの卵を産みます。
巣の中で卵やヒナを抱くのはメスの仕事で、オスは昼間は巣の近くの木で周りを警戒したり、夜には餌を巣の中に運んだりもしています。
 
メスも夜に餌をを食べるために巣から出てくることもありますが、このような時間はヒナが天敵のテンに襲われる可能性も高くなります。
ヒナが順調に成長すれば、5月下旬〜6月には巣立ち予定です。


【稲葉記】
posted by 野鳥保護区事業 at 11:39| シマフクロウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする