2017年02月19日

標茶高校自然ガイド実習

18日に標茶高校2年生の授業「自然ガイド」の実習で同校生徒によるタンチョウガイドを行いました。前日まで期末試験だったそうで、前夜の7時半まで準備していたとの事。16人の参加者は2人1組で8組に分かれ、各自のテーマに沿って写真や紙芝居、卵の模型等を用意していました。準備が整った午前10時過ぎ、柵が見えない程の来訪者の多くはカメラマン、さらにその半数は外国人でした。でも声をかけるのをためらっていたのはわずかで、最初に声をかけた組が始めると、次々にガイドが始まりました。

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観察場入口の様子

同校によるガイドは今年で2回目ですが、前年の高校生ガイドの事を友人のブログで知ったという方が、はるばる神奈川からガイドを受けに訪れました。この方は8組すべてのガイドを受けられ、「同じような内容でも組により話し方やまとめの言葉が違うので面白かったです。お友達にも紹介して来年もまた来ようかしら」と喜んでくださいました。生徒達もガイド後に振り返りをして改善を重ねました。中には14回、30人以上に解説したという猛者もいました。

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お客様の笑顔が力に

終了後の感想では、「人と話す事が苦手で不安だったけど、コミュニケーションはこうとればいいんだと分かって自信になった」「準備が大変で初めは何でこんなダルい事をやるんだと思っていたけど、お客さんから“知らなかった”、“勉強になった”と言われて自分自身が勉強になった」等、コミュニケーションの力がついて良かったという発言が続きました。

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ガイドする方も笑顔に

まとめでの先生の言葉「自然はしゃべらないので分かろうとする人にしか伝わらない。それを感じて伝える事はガイドの大切な役目」「皆さんで伝えないと、湿原や鶴がなくなってしまう可能性もある」に、(おっしゃる通りです!肝に銘じて精進します!)と背筋を伸ばすレンジャーでした。

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達成感で充実した表情の生徒達

ここ数日暖かかった陽気が一転、この日は風の強い真冬日でしたが、高校生の頑張りと観光客の笑顔にあふれ、心の中はぽかぽかしていました。(原田)
posted by 野鳥保護区事業 at 13:04| タンチョウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月27日

ウクレレコンサート

26日に、釧路市内で演奏活動をされているウクレリストの中村智さんをお招きし、ネイチャーセンターでウクレレコンサートを行いました。前座は鈴木レンジャーによるタンチョウの鳴き声の解説と野鳥の鳴き声クイズです。タンチョウの鳴き声は展示物のカードを使い、「鳴き合い」と呼ばれる有名な声の他に、飛び立ちの合図や警戒音など様々な声を出していることを紹介しました。

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タンチョウの声を紹介する鈴木レンジャー

メインのコンサートは、ウクレレの音色を活かしたほっこりした曲からフラメンコ風の激しい曲まで、オリジナル曲を中心に演奏していただきました。タンチョウをテーマにした曲の他に、この日のために作られたという、鶴居村をイメージした曲の初披露も。ウクレレというと、ハワイのイメージがありますが、中村さんの華麗なテクニックでボサノバもジャズもクラシックも楽しめてしまったという印象です。

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様々な曲を奏でた中村さん

この日、窓の外には給餌場に飛来した90羽程のタンチョウが見られました。予定時間があっという間に過ぎ、最後にチャップリンの“スマイル”をじっくり弾いていただきました。約20人の参加者の中には、目を閉じて聴き入る人も。コンサートが終了し外を見ると、丁度タンチョウが集団で飛び立つところでした。ウクレレの音色とタンチョウに魅了された贅沢な時間でした。

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窓の外ではタンチョウもうっとり?

年に一度はこんなコンサートを開催していきたいと思います。(原田)
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2016年11月15日

2年目の標茶高校授業

標茶高校の授業「自然ガイド」の2年目が始まりました。好評だった昨年の影響か、今年は16人が受講してくれました。今年の日程は、双方の都合で第1回目を11月7日(月)に、2回目の実習を同12日(土)に、3回目を週明けの14日(月)にと、2週間で3回分を一気に行いました。

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1回目の授業風景

1回目はタンチョウの概要(生態や保護の歴史等)、日本野鳥の会やサンクチュアリ、レンジャーについて紹介した後、タンチョウの食べものについて考えるプログラムを行いました。2回目の実習では、例年より早い積雪の中、まずは町内の大規模な肉牛牧場で牧場長から、近年入り浸るようになったタンチョウについての説明を受けました。高校生は丁度雪の上に残った足跡に「でかっ」とその大きさを実感したようです。  

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牧場敷地内の多数の足跡

続いて鶴居村へ移動し刈取り後のデントコーン畑に集まるタンチョウの群れを観察。この日は300羽以上のオオハクチョウとマガン、ヒシクイも同じ場所で見ることができました。サンクチュアリのネイチャーセンターでは鳴き声としぐさの解説を受けたり、実物と同じ大きさ、重さのタンチョウのぬいぐるみを持って重さを実感してもらいました。そして最後に釧路市タンチョウ鶴自然公園で職員の説明を受け、飼育されているタンチョウを間近で見学しました。ここでは人工飼育により人に慣れていて、威嚇してくる雄のタンチョウがいたため、興奮時の頭の赤い部分の変化や行動をじっくり観察することができました。

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威嚇してくるタンチョウ

実習の感想は「資料やネットと違いインパクトがあり、間近で見れたのは良かった」「毎日家のそばで見かけてはいたが、今日の実習でタンチョウの見方が変わってくると思う」「これからはタンチョウと人間の距離感を考えたい」等とそれぞれがタンチョウについての意識を高めたようです。

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3回目の授業風景。テストをしているみたいですが、企画書づくりです

3回目はガイドに向けて配慮するポイント、よく聞かれる質問の紹介や、動画を見ながらそのしぐさの説明等を行いました。その後各人がやりたい解説テーマとその方法を考える企画書づくりに着手しました。2月のサンクチュアリでのガイド実習に向け、生徒達の自主的な取組みがいよいよスタート。ガイド本番が楽しみです!(原田)
posted by 野鳥保護区事業 at 12:59| タンチョウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする