2020年07月30日

シマフクロウの給餌場に魚を追加しました。

7月28日、持田野鳥保護区シマフクロウ日高第1の生簀への30sのヤマメを追加しました。
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今回入れた魚は、20cmほどの大きさのものが多く人間の目から見ても美味しそうでした。
シマフクロウも食べがいがあるのではと思います。
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今、道内の河川にはサクラマスが遡上しており、これからサケなども遡上する季節になっていきます。
当会では、周辺の河川の状況を見つつ、川の魚の数が増える秋に生け簀への魚の追加を止め、シマフクロウが繁殖行動を開始する初冬に魚の追加を再開する形をとっています。

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【記:瀧本】
posted by 野鳥保護区事業 at 13:58| シマフクロウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月14日

モニタリング調査1000 阿寒イベシベツ川

昨日、環境省の行なっている「モニタリングサイト1000」の鳥類調査の一環で、阿寒湖畔のイベシベツ川沿いの林道での調査に行ってきました。

調査地は、阿寒湖一帯を管理されている前田一歩園財団さんへ入林申請をして鍵をお借りしないと入れない場所です。普段の調査ではハンノキ林やヨシ原が多い私たちにとり、苔むした倒木が見られる、鬱蒼とした針葉樹と広葉樹の森は新鮮です。5年に一度、この調査で入る事をとても楽しみにしていました。
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「直径数十pの木もたくさん」」

6/22の1回目の調査では、気温は9〜10℃と冷え込みました。今回も7月半ばとはいえ、調査時間帯は12〜13℃で曇りだったため、手袋なしでは手がかじかみ、移動中は車のヒーターを入れるほどでした。その分、前回2015年では使用した虫よけネットを、今回は使わずにすみました。
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「調査風景」

川沿いなので、調査地点によっては、泡立つほどの流れの音でミソサザイ等の元気な声の鳥2〜3種しか聞こえない所もありますが、緩やかな流れで10種類以上を確認できる所もありました。この日はクマゲラやオオルリ等、21種類が確認できました。6月には記録された、エゾムシクイやセンダイムシクイ、コマドリやコルリのさえずりはなく、カケスの幼鳥が見られる等で、繁殖期が終盤になっている事が感じられました。
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「さえずりをかき消す川の音」

今回は簡単な植生調査も行いました。樹木図鑑を片手にイタヤカエデやシナノキといった大木になる広葉樹も確認しました。調査終了後には、お気に入りの風景を写真に撮り「あんな所(川の中)に谷地坊主(スゲの大きな株)が。持って帰って庭に植えたい!」「いやいや、野の谷地坊主は野に」とはしゃぐ等、豊かな自然林を堪能しました。
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「川の中に生えた谷地坊主」

午前3時起きの調査でしたが、阿寒湖畔の森のエネルギーをもらい、帰って来てからの事務仕事もはかどりました。
【記:原田】
posted by 野鳥保護区事業 at 14:05| タンチョウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月19日

オオジシギ調査

 今日は、当会が進める「オオジシギ保護調査プロジェクト」の一環で、オオジシギの調査を行いました。2018年に全道で行った調査と同じ場所で行なうことで、個体数の変化を調べます。

 起床は午前3時半。4時過ぎのネイチャーセンターでは、例年並みの時期に開花した桜とD型倉庫のあたりから日の出が見られました。気温は4℃と冷え込んでいます。鹿児島出身の若いTレンジャーは、「真冬です!」と綿入りズボン。そういう私もオーバーズボン着用です。

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「給餌場前の桜と日の出」

 最初の調査地点では、今季初めてカッコウの声を聞きました。北海道では「キジバトが鳴いたら畑を耕しても良く、カッコウが鳴くと種を蒔いても良い」と云われる、農作業の目安となる鳥です。
しかし10分間の調査でじっとしていると、手はかじかみ耳当ても欲しくなるほど寒い!マスク内は鼻水がダダ洩れです。

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「調査風景」

 この場所は3年前には子連れのタンチョウが観察されています。今日は遠くに2羽のタンチョウがいました。ただ数日前に成鳥2羽だけであることが確認されており、今年は繁殖に失敗したようです。

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「たんちょうのつがい」

 3カ所目は釧路湿原堤防道路上で、関係者から鍵を借りてゲートを開け車で入りました。堤防の斜面では草を食べるエゾシカの姿も見られ、遠くに阿寒の山並みも望める良い場所です(吹きさらしの風がなければ)。記録担当のMレンジャーは、早速風の当たらない斜面を見つけ座ろう(寝転ぼう?)として地面をよく見ると、すごい密度でシカの糞が。残念そうに立ったまま記録していました。

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「座りたくても座れない!」

 本日最後の4カ所目の調査地点は、温根内ビジターセンターから湿原内に延びる木道上です。現地へ向かう途中、山沿いの道でコルリの雄2羽が争うシーンや、オオルリやセンダイムシクイをじっくり見られるなど、思わぬ出会いがありました。湿原内はまだ地表近くが新緑という程度で、ヨシ原は枯草色のままです。風景が一面の緑色になるのは、6月中旬位までかかります。

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「温根内木道の様子」

この日の調査では、4カ所で記録されたオオジシギの数は2018年の半分以下でした。風が強かったせいなのか、オーストラリアの森林大火災の影響もあるのか、他地域での調査結果が気になるところです。

【記:原田】

 
posted by 野鳥保護区事業 at 17:28| シマフクロウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする