同校の授業「自然ガイド」の下半期に、レンジャーが外部講師を務めています。タンチョウをテーマにしたガイド実習を通じて地域の自然の魅力を知り、コミュニケーション能力を磨いてもらうことが目的です。2年生は入門編、3年生は昨年の経験を活かして、応用編として学んでいます。
全4回のうちの2回目の今回は野外セミナー。標茶町と鶴居村を巡って実際にタンチョウを観察したり、タンチョウと関りの深い人たちから話を聞いたりしました。
多くのタンチョウが利用する農場の酪農家の方からはタンチョウは農業被害を引き起こすことがあるものの「ツルがいてこその鶴居村。適度な距離感を保ちながら、ツルと人間が『ウィンウィンの関係』になるような仕組みがあると良い」という話を聞くことができ、生徒たちに印象的に響いたようでした。

またタンチョウをテーマに据え、国内外で活躍する写真家の方からは、中学校2年生の時にタンチョウを間近で見て衝撃を受けたことが写真撮影を始めたきっかけだったというエピソードや「タンチョウは私の人生そのもの。生まれ変わったらタンチョウになりたい」というタンチョウ愛に溢れる話を聞くことができました。

鶴居村の「ふるさと情報館みなくる」ではレンジャーから農業被害やその防止策についての説明を聞いたのち、鶴居村の自然や農業についての展示を見学しました。

道中、デントコーン畑でタンチョウを実際に観察することができました。

冬にタンチョウ撮影のため、多くの写真愛好家が訪れる音羽橋では、橋周辺の雪裡川がタンチョウのねぐらになった経緯についてレンジャーが説明しました。周囲に目をやるとヤマセミとカワセミを観察することができ、普段から野鳥観察をしている生徒は「セミセミのダブルセミだ」と喜んでいました。



今回の野外セミナーで生徒たちは普段関りがない人たちの話を聞くことができ、良い刺激を受けたようでした。この経験を活かして1月のガイド実習本番に挑んでくれることでしょう。
posted by 野鳥保護区事業 at 13:37|
タンチョウ
|

|