2020年12月28日

魚をクリスマスプレゼント?

12月25日(金)雪が少し降る中、当会の持田野鳥保護区シマフクロウ日高第1の生け簀に30sのヤマメを追加しました。
たまたまですが、クリスマスの日にシマフクロウにプレゼントするような形になりました。

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この活動は、北海道に160羽しかいないシマフクロウの保護を目的として行なっています。
同保護区内には1つがいが生息しており、近隣の河川では必要な魚の数が足りないため、応急処置として魚を給餌しています。

そろそろシマフクロウは子育ての準備を開始し、3月ごろには卵を温めはじめます。
無事にヒナが育つことを祈るばかりです。


瀧本記
posted by 野鳥保護区事業 at 15:21| シマフクロウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月25日

野鳥保護区事業所が根室市から苫小牧市に移転しました

この度、本会の野鳥保護区事業所は下記に移転し、12月23日(水)より新事務所にて業務を開始しました。

タンチョウやシマフクロウの保護活動の中心として根室市を拠点に活動してまいりましたが、両種の分布が日高山脈以西にも広がってきたこの機会に、苫小牧市に拠点を移し、より最前線で保護活動を進めてまいります。

タンチョウやシマフクロウの生息地を保全するため、本会一同力を合わせ努力してまいりますので、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

■野鳥保護区事業所の移転先    
〒059-1365 
北海道苫小牧市植苗150−3 ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンター内
(平日9:00〜17:00  土・日・祝祭日定休)

■電話・FAX番号
  電話番号:0144−82−8803
  F A X:0144−58−2521
  メ ー ル:hogoku@wbsj.org  ※ メールアドレスの変更はありません。
posted by 野鳥保護区事業 at 10:13| シマフクロウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月11日

標茶高校で今年3回目の自然ガイド授業を実施

 6年目を迎えた標茶高校の「自然ガイド」授業。今年度もレンジャーが民間講師として授業の一部を担当しています。12月10日の3回目の授業では、給餌場で実施予定のガイド本番に向けて、タンチョウの行動についての知識を深め、ガイドの内容や方法を考えるプログラムを行いました。

 はじめに、レンジャーが10月31日に実施した野外実習(過去ブログ参照:https://yacho-hogoku.seesaa.net/article/478240345.html)の振り返りを行いました。生徒にも発表してもらい、「阿寒国際ツルセンターでタンチョウの行動を初めて間近で観察できた」「純ちゃん牧場の見学を通して、タンチョウが身近な存在であることが印象に残った」「人とタンチョウの関わりについて学ぶことができたので、ガイドで伝えたい」など様々な感想がありました。

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野外実習の振り返りを説明するレンジャー

 続けて、3年生が動画を見ながらタンチョウの求愛ダンス・けんか・飛び立ちなどの行動を解説しました。実際に観察できていない行動も多いため、生徒は映像に興味津々。説明を熱心に聞いていました。

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タンチョウの行動を解説する3年生

 後半は、レンジャーがガイドに向けての注意点や小技・小道具について紹介した後に、ガイドしたいテーマや内容を考えてもらいました。3年生には授業の中で解説やプログラムの実演・進行を主体的に取り組んでもらっているため、レンジャーにとって頼もしい存在です。2年生にも良い刺激になっているようで、今回の授業までに一人ひとりがガイドで何をどのように伝えたいのか、きちんと考えを持っていることに驚きました。たくさんの質問からもガイドへの意気込みが伝わり、本番がとても楽しみです。

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ガイドで使える小道具などを紹介

 レンジャーによる事前授業は今回が最後です。新型コロナウイルスの先行きが読めない状況ですが、サンクチュアリ・鶴見台の2ヶ所の給餌場で1月24日(日)と2月20日(土)にガイドを実施予定です。生徒自身が楽しみながらガイドをできるように、本番までにこれまで学んできたことを活かして準備や練習を進めてもらいたいと思います。
ガイドは無料で行いますので、興味のある方はぜひお越しください。
【記:田島】





posted by 野鳥保護区事業 at 18:47| タンチョウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする