2021年09月07日

「第26回タンチョウイラスト展」をたんちょう釧路空港で開催中

 鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリでは、タンチョウが生息する地域の子どもたちにタンチョウへの興味・関心をもってもらうため、タンチョウのイラストを募集し、作品展を開催しています。1994年から始まったこの取り組みは、今回で26回目を迎え、道東の小・中学生を中心に621点もの作品が集まりました。

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たんちょう釧路空港で展示中(9月26日まで)

 このイラスト展は、1年がかりで道東の自然系施設などを巡回しています。今回の巡回最後の展示施設であるたんちょう釧路空港では、9月4日(土)から26日(日)まで、3階ロビー(2階エスカレーターを登って左側)で開催中です。 

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ずらっと並んだ作品は見応えがあります

 イラストをじっくり見てみると、タンチョウの飛翔や求愛ダンス、湿原で子育てする姿など四季を問わない作品からキャラクターのようにデフォルメされたものまで、バラエティに富んだ作品ばかり。「すごい発想力!」「面白い!」「可愛らしい!」と感じる個性的なイラストは、ずっと眺めていられます。
 空港へお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。

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様々な表情のタンチョウたち
【記:田島】
posted by 野鳥保護区事業 at 09:55| タンチョウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月03日

「フィールド・アシスタント・ネットワーク」オンラインワークキャンプを実施

 鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ(以下サンクチュアリ)では、例年、大学生の自然保護ボランティア団体「フィールド・アシスタント・ネットワーク(以下F.A.ネットワーク)」のワークキャンプを受け入れています。F.A.ネットワークは大学生が中心となり、自然保護団体への協力、自然保護に貢献できる人材の育成等を目的に活動する団体です。コロナ禍で昨年度は開催できませんでしたが、今夏はオンラインで5日間(8月23日〜27日)に渡り、実施しました。
 
 初日は、参加者3名との自己紹介後、オリエンテーションを行いました。普段のワークキャンプでは、冬期自然採食地(以下 採食地)の整備や調査などを手伝ってもらっています。今回は、現地での作業ができないため、インバウンド向けの英文パンフレットを製作してもらうことになりました。

 最初の3日間は「当会とサンクチュアリのタンチョウの保護活動」や「タンチョウの生態や保護の歴史」、「採食地の取り組み」に関するセミナーを行い、英文パンフレットの内容やレイアウトを考えてもらいました。また、3日目の夜は、交流会を通してレンジャーと学生の親睦を深めました。


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質問形式で説明するレンジャー

 4日目以降は、いよいよ英訳作業です。最終日まで何度も校正を重ね、無事にパンフレットが完成しました。開館期間(10月〜3月)中、ネイチャーセンターへ訪れた外国人に、配布する予定です。

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完成したパンフレット

 以下は、参加者の感想です。
 「タンチョウについての理解を深められた」「オンラインという形でも、活動に参加できたことは大変良い機会になった」「保全活動に携わる方々の努力を、身をもって経験できた」「パンフレットの英訳は専門用語が多く、難しかった」
 初めてのオンライン開催でしたが、参加者はタンチョウの魅力や当会の保護活動について学べたようです。中には、タンチョウの調査や研究がしたいと意欲的な学生も出てきてくれました。
 コロナが落ち着いたら、対面のワークキャンプで、タンチョウの保護活動を体験してもらいたいと思います。
 協力してくれた学生の皆さん、5日間ありがとうございました。お疲れ様でした。
【記:田島】


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記念撮影






posted by 野鳥保護区事業 at 17:11| タンチョウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする