1月21日(土)、標茶高校2年生・3年生の学生さんたちによるタンチョウガイドが鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリと鶴見台で行なわれました。この日のためにレンジャーによるタンチョウ授業や野外活動を行なったことは前回のブログでもご紹介しました。
ガイド当日、サンクチュアリにやってきた学生さんたちの手には手作りのタンチョウパペットや帽子、ガイドのためのパウチなどたくさんの小道具がありました。どうやらガイドの準備はばっちりできているようです。ガイドに関する注意点やアドバイスを伝えた後、緊張した面持ちでいざ給餌場へと出発しました。
ガイドの準備は万端です!
私は鶴見台で学生さんのガイドの様子を見ていました。まずは、ガイドを聞いてもらえるか観光客に声を掛けることから始まりました。ガイドをするわけではない私も、観光客に声を掛ける様子をドキドキしながら見ていました。ところが、学生さんはとても積極的で、すんなりと声を掛けガイドを聞いてもらっていました。私が高校生の時にはこんなに積極的に声を掛けられなかっただろうなぁ…と感心しました。
ガイドの内容は班によって様々でした。実際に生のタンチョウを見ながら、タンチョウの特徴や生態について考えてもらうクイズを出す班もありました。また、タンチョウと共に過ごしている地元の生徒だからこそ話せるタンチョウエピソードを伝えている班もありました。1回目のガイドではみんな緊張していたようでしたが、2回3回とガイドをするうちに表情や声の出し方、話し方もどんどん上達していって、観光客も楽しそうにガイドを聞いていました。ガイドを終えると、「勉強になった、ありがとう」とお礼を言ってくれたり、「頑張ってね!」と応援してくれたりする観光客もいました。中には、外国の観光客にガイドを行なう生徒もいました。わかる英単語を駆使しながら一生懸命話している姿に感動したのか、ガイドを終えた後に記念撮影を求める方も多くいました。
タンチョウクイズに挑戦!
タンチョウの食べ物を考えてもらいます
一日のガイド実習を終えて、「最初は不安だったけど、だんだん話すのが楽しくなった」という生徒や、「緊張したけど、笑顔で話すことができた」といった感想をくれる生徒がいました。皆さんかなり緊張していたみたいですが、それ以上に観光客が楽しそうに聞いてくれたこと、喜んでくれたことが印象に残ったのではないでしょうか。
2年生はまた2月にガイド実習を行なう予定です。今回ガイドをして出た反省点を活かし、次はもっとよりよいガイドができることを期待しています。3年生はこれで最後のガイド実習となりましたが、伝えることの楽しさを知ってもらえたと思います。地元の自慢でもあるタンチョウのことを、これからももっとたくさんの人に伝えてもらえたら嬉しいです。(田中)
最後に標茶高校みんなで記念撮影!