根室第3地区では、1河川を3つがいのシマフクロウが利用しており、今回の拡張により保全対策が充分でなかった計133.4haの生息地を保全することができました。
<3つがいのシマフクロウが利用する根室第3地区の森のようす>
また、同じく根室地域の計0.06haの土地を購入し、タンチョウ1つがいが繁殖する「三菱UFJ信託銀行野鳥保護区酪陽」を拡張しました。
この保護区は三菱UFJ信託銀行からのご寄付を元に設置したもので、今回の購入地を含め計34.9haとなります。
隣接する藤田野鳥保護区酪陽(22.4ha)と合わせて、2つがいのタンチョウが繁殖に利用する湿原を保全することができました。
なお、今回の拡張により、当会が保有する野鳥保護区はちょうど4,000haとなりました。
今後も、民間団体だからこそできる民有地の土地購入を通じて、シマフクロウをはじめとする絶滅危惧種の生息地保全に取り組んでいきます。
当会の野鳥保護区の一覧はこちらからご覧いただけます。
https://www.wbsj.org/activity/conservation/bird-reserve/bird-reserve-list/