3月11日、根室市にある温根沼と風蓮湖の巡回監視を行ないました。
前回の巡視同様、三菱UFJ信託銀行野鳥保護区酪陽および藤田野鳥保護区酪陽周辺(別当賀川河口)、渡邊野鳥保護区ソウサンベツ(湖南)、渡邊野鳥保護区ヤウシュベツ(ヤウシュベツ川河口)は結氷しており、オオハクチョウを含めカモ類の姿は確認できませんでした。
渡邊野鳥保護区ソウサンベツ周辺の様子。
遠くに見える槍昔側の湖面は溶けていましたが、カモ類の姿はありません。
温根沼は南側はまだ結氷していますが、海と繋がる部分である北側の氷は溶け、水面や水面に隣接する氷上では、100羽を超えるオオハクチョウが羽を休めていました。
また、風蓮湖でも澪スジの氷が溶け、カワアイサ、ウミアイサ、スズガモ、ホオジロガモ、オナガガモ、ヒドリガモの姿が確認されましたが、死亡・衰弱・異常行動をとっている個体は確認できませんでした。
温根沼北側の湖面の様子。
風蓮湖、第一トウバイ川河口付近の様子。
3月11日に温根沼と風蓮湖で確認されたオオハクチョウの数。
両水辺を合わせて、2,331羽のオオハクチョウが確認されました。
温根沼・風蓮湖周辺には、すでにタンチョウのつがいも戻ってきています。
今後も引き続き、巡回監視を行なっていきます。
<大熊記>