観察会は、根室市や近隣地域に住む小学生を対象に、普段は入ることが出来ない野鳥保護区内の様々な自然を体験していただくため、2009年から毎年行なっています。また、今回は根室地域の主な産業の一つである酪農にも興味を持ってもらうために、食育セミナー「みるく教室」も行ないました。
■自然観察会(牧の内)
当日は子どもたち19名を含む33名の親子が集まり、今年新たに設置した観察路から、野鳥保護区内に入っていきました。野鳥保護区の中では、ヒオウギアヤメが咲き乱れる湿原に入ったり、シコタンキンポウゲが黄色い花を咲かせる草原を歩き、多様な環境とそこに生息する様々な植物を観察しました。
☆湿原でレンジャーから話を聞きます
また、森林で鳴くウグイスやカッコウの声に耳をすませました。森林から飛び出して枝先にとまったカッコウを双眼鏡や望遠鏡で見た参加者は「鳴き声は聞いたことがあるけれど、見るのは初めて!」「目の周りが黄色いんだね。」と大興奮でした。
☆双眼鏡や望遠鏡を夢中で覗きます
約1時間かけて観察路を歩きつつ、レンジャーから保護区の豊かな自然とそこに生息する様々な生き物について聞いた参加者は「市街地の近くに、こんなに自然があったんだ」と驚きながら、植物や鳥の様子を観察していました。
■植樹(牧の内)
観察会の後は、タンチョウが生息する湿原環境を保全するための森づくりとして、野鳥保護区内の防鹿柵の中に植樹を行ないました。張り切って大きな穴を掘り、「一番大きな苗木を下さい!」とレンジャーに頼む子や、苗木の大きさに合わせて「このくらいかな?」と慎重に穴を掘る親御さんもおり、親子で力を合せて110本もの苗木を植えることができました。
☆親子で一緒に苗木を植えます
■食育セミナー「みるく教室」(根室市総合文化会館)
午後は、明治による食育セミナー「みるく教室」を根室市総合文化会館で行ないました。前半は乳牛と牛乳のクイズで酪農の知識を深め、後半は容器に入ったクリームを振ってバターを作りました。クリームが入った小さな滅菌容器を渡された子どもたちは、懸命に容器を振りながら「固まってきたよ!」と声を上げ、出来上がったバターをクラッカーに塗って美味しそうに食べていました。
☆バターになったかな?
今回の観察会や「みるく教室」に参加した子どもたちが、根室市に残る豊かな自然と地域産業を身近な存在として体感し、当会や企業の取組みについて理解を深めていただけることを願っています。
また、これからも当会と明治は協力して、子どもたちが根室の自然や産業に目を向ける気持ちを育てる楽しいイベントを行なっていきます。
【佐藤記】
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