スタートは鶴居村のタンチョウのねぐらとなっている雪裡川が見渡せる「音羽橋」です。日の入りが早いため、いかに効率よく鳥を見るかがこの競技のカギとなります。まずは確実にタンチョウを確認して釧路湿原から厚岸湖を目指します。
雪の中タンチョウを発見!
日の出のころから降り始めた雪は次第に粒が大きくなり、路面状況や視界を悪くしていきます。この悪天候のせいで当初立ち寄る予定だった湖は全面凍結。泣く泣く先に進むことになりました。しかし、そんな悪条件の中、ハンノキの実を食べるマヒワの群れやシジュウカラなどの中からアトリやキクイタダキを発見するなど順調に種数が伸びていきました。
厚岸湖に到着した頃には、スタートから6時間が経過していました。朝から降っていた雪は止み、確認した鳥は40種を超えました。ここからは海岸沿いを走って霧多布を経由して、水鳥や海鳥を探します。水面に浮かぶ鳥達の中からまだ確認していない種を探すものの、思うように見つかりません。そこに冷たい風が吹き付け集中力を奪っていきます。それでも粘ってなんとかコクガンやハジロカイツブリなどを見つけました。14時を過ぎた頃、日は傾き始めたため岬で海鳥を探すことに。読みはあたり、その場所でケアシノスリやハギマシコに加え、未確認の水鳥がどんどん見つかりました。
ハギマシコ
その後、思うように種数は伸びず日が暮れてしまいましたが、最終的な確認種は56種。なんとか確認数で一般部門第3位となりました。悪天候や難しい時期ではありましたが、これだけの種数を確認できたことには驚きました。
今回の学生バードソンを通じて、改めてタンチョウ(サルルンカムイ)やシマフクロウ(コタンコロカムイ)が生息できる道東の自然の豊かさを実感しました。今回周ったコースには、森林や湿原・海など環境も様々。ラムサール登録条約湿地や国立公園に登録されている場所もあれば、そうではない場所もあります。多くの種を支える自然環境がこれからも維持されるよう、引き続き保全活動を進めます。そして募金も集めて、学生バードソンにも恩返しをしたいと思います。【記:鈴木】

