初日は、参加者3名との自己紹介後、オリエンテーションを行いました。普段のワークキャンプでは、冬期自然採食地(以下 採食地)の整備や調査などを手伝ってもらっています。今回は、現地での作業ができないため、インバウンド向けの英文パンフレットを製作してもらうことになりました。
最初の3日間は「当会とサンクチュアリのタンチョウの保護活動」や「タンチョウの生態や保護の歴史」、「採食地の取り組み」に関するセミナーを行い、英文パンフレットの内容やレイアウトを考えてもらいました。また、3日目の夜は、交流会を通してレンジャーと学生の親睦を深めました。
質問形式で説明するレンジャー
4日目以降は、いよいよ英訳作業です。最終日まで何度も校正を重ね、無事にパンフレットが完成しました。開館期間(10月〜3月)中、ネイチャーセンターへ訪れた外国人に、配布する予定です。
完成したパンフレット
以下は、参加者の感想です。
「タンチョウについての理解を深められた」「オンラインという形でも、活動に参加できたことは大変良い機会になった」「保全活動に携わる方々の努力を、身をもって経験できた」「パンフレットの英訳は専門用語が多く、難しかった」
初めてのオンライン開催でしたが、参加者はタンチョウの魅力や当会の保護活動について学べたようです。中には、タンチョウの調査や研究がしたいと意欲的な学生も出てきてくれました。
コロナが落ち着いたら、対面のワークキャンプで、タンチョウの保護活動を体験してもらいたいと思います。
協力してくれた学生の皆さん、5日間ありがとうございました。お疲れ様でした。
【記:田島】
記念撮影