2025年04月07日

「シマフクロウとの共存ルール」が策定されました

シマフクロウは、環境省のレッドリストで絶滅危惧IA類に指定されている希少種ですが、環境省や保護団体等の地道な活動により徐々に生息数は回復してきています。
これにともない、彼らの生息域は道東地域から道北地域や道央地域に広がりつつあるため、人の生活圏での目撃例が増える可能性が考えられます。

そこで、2025年3月に環境省HPで「シマフクロウとの共存ルール」が発表されました。
このルールの策定には、保護増殖事業の関係者として当会も関わりました。

生息数が回復傾向のシマフクロウですが、その数はわずか100つがい程度と、依然絶滅の危機にさらされており、生息環境の保全を継続することが重要です。
シマフクロウの繁殖地付近でのむやみな立ち入りは、生息環境の悪化や繁殖活動の妨害に繋がる可能性があります。

観察の際は、下記のURL先に記載のルールを守り、野鳥観察をされる皆さんも一緒にシマフクロウを守っていきましょう。

・当会HP「シマフクロウとの共存ルール」
https://www.wbsj.org/activity/conservation/endangered-species/kb_hogo/rule/detail/

・環境省HP「シマフクロウと共に暮らす」
https://policies.env.go.jp/hokkaido/withfishowl/
posted by 野鳥保護区事業 at 17:16| シマフクロウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする