2019年10月16日

(株)明治の皆さんとエコアップ活動

 10月10日、根室市にある「明治野鳥保護区槍昔」にて、全国から集まった株式会社明治の社員ボランティア10名が、野鳥保護区の自然環境をより良い状態にするためのエコアップ活動を行ないました。

 株式会社明治は、2007年に当会と協定を結び、同社の社有地をタンチョウの生息地保全を目的に野鳥保護区としています。エコアップ活動は、2008年から毎年春と秋に実施しており、今回で25回目となりました。今回の活動では、林道整備と巣箱作りを実施しました。

 林道整備では、草刈り鎌、高枝バサミ、ノコギリを使い、林道に繁茂する下草や枝の除去をしました。保護区の巡回や調査の時に支障になるため、林道を管理することも大切な作業の1つです。

191010_明治社員ボランティア_DSC_0102.jpg
○ボランティアの皆さんは、「大変な作業だけど、体を動かすと気持ちがいいね」と汗を流していました

 当保護区は、ミズナラを主体とする二次林ですが、シジュウカラやキビタキなど木にできた穴(樹洞)を使って子育てをする鳥類が少ないことが過去の調査から明らかになっています。樹洞ができるほど木々が生長するまで長い年月がかかるため、森づくりと並行して樹洞を利用する小鳥や小動物を森に呼び寄せるための巣箱を作成・設置しました。

191010_明治社員ボランティア_DSC_0155.jpg
○今回は小鳥用、モモンガ用、キツツキのねぐら用の3種類の巣箱を作りました

 様々な種類の野鳥や動物の数が増えると、それらを捕食するフクロウなどの猛禽類も生息でるようになります。保護区の生態系がより複雑化することで、多様性のある豊かな森が成り立ちます。 

191010_明治社員ボランティア_IMG_8576.jpg
○自分たちの巣箱を小鳥やモモンガが使ってくれたら嬉しいと話していました。

 野鳥保護区の自然環境が維持されてきたのは、これまで約250名のボランティアの皆さんのご協力があったからです。今後も多くの方々と協力して野鳥保護区を守り続けていきます。

191010_明治社員ボランティア@_DSC_0243.jpg
○ボランティアの皆さん、ありがとうございました

【稲葉記】
posted by 野鳥保護区事業 at 13:57| 野鳥保護区管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月20日

(株)明治の皆さんとエコアップ活動

 6月13日、根室市にある「明治野鳥保護区牧の内」にて、株式会社明治の社員ボランティア9名が、野鳥保護区の自然環境をより良い状態にするためのエコアップ活動を行いました。
 (株)明治は、2007年に当会と協定を結び、同社の社有地をタンチョウの生息地保全を目的に野鳥保護区としています。また、社員ボランティア活動は、2008年から毎年春と秋に実施しており、今回で24回目となりました。今年の春の活動は、ヤナギの植樹、植樹地の草刈り、オオジシギの調査を実施しました。

 明治野鳥保護区牧の内には、様々な生き物が生息できる森を作ろうと、植樹地を設けており、根室地域の小学生たちが毎年夏に植樹をしています。しかし、植えた苗木は、風の影響で、成長が遅く、中には枯れてしまうものもあります。そこで、風から苗木を守るため、植樹地の周りに成長の速いヤナギを植えることにしました。

190613_明治_第24回社員ボランティア_DSC_9012.jpg
●植樹地の周りにヤナギの苗木220本を植樹

 ボランティアの皆さんは、苗木を植えるための穴を悪戦苦闘しながら掘っていましたが、すべての苗木を植えることができました。


 今まで植樹地に植えた苗木が大きく成長していくためには、苗木の周りを除草する必要があります。機械で刈りたいのですが、植えた苗木を誤って刈ってしまう恐れがあるため、鎌を使い手作業で草を刈っていかなければなりません。

190613_明治_第24回社員ボランティア_DSC_9160.jpg
●手鎌を使い植樹地の草を刈る

 ボランティアの皆さんは、夢中で草を刈っていました。最終的には、草に埋もれていた苗木の葉が見えるほど綺麗に刈っていただきました。

 作業を終えた後は、オオジシギの調査を実施しました。明治野鳥保護区牧の内には、オオジシギが好む草地環境が数多く残っています。ボランティアの皆さんは、オオジシギを初めて見る方々が多く、豪快なディスプレイフライトに感動し、歓声をあげていました。

190613_明治_第24回社員ボランティア_DSC_0401.jpg
●四方八方に目を配りオオジシギを探す

 今回参加された方々からは、「また参加したい」といった声がたくさん聞かれました。野鳥保護区の豊かな自然環境を守っていくには、多くのボランティアの方々の協力が必要です。これからも、(株)明治の皆さんと共に、野鳥保護区のエコアップ活動に取り組んでいきます。

190613_明治_第24回社員ボランティア_DSC_8988.jpg
●ボランティアの皆さん、ありがとうございました。

【稲葉記】
posted by 野鳥保護区事業 at 11:42| 野鳥保護区管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月12日

(株)明治の社員ボランティアとのエコアップ活動

 10月9日、株式会社明治の社員ボランティア10名が根室市内の「明治野鳥保護区槍昔」を訪れ、エゾフクロウの巣箱づくりと、狩場づくりを行ないました。
 株式会社明治は、2007年に当会と協定を結び、タンチョウの生息地保全を目的とした野鳥保護区を社有地に設置しています。また、2008年からは、全国の社員や関連会社から有志を募り、湿原や森林の自然環境の管理を継続して実施しています。

 タンチョウ1つがいが繁殖する明治野鳥保護区槍昔には、湿原だけでなく深い森林があります。この森林にはエゾフクロウが生息していますが、営巣に適した洞のある大木が少なく、繁殖をしにくい状況です。そのため、2008年に巣箱を設置しましたが、10年が経過し付け替えの時期となっていました。そこで、今回はボランティアの皆さんに巣箱を作成していただき、新しいものへと取り換えました。

社員ボランティア.jpg
●板に書いた設計図に沿ってのこぎりで慎重に切っていきます。

 エゾフクロウ用の巣箱は40p×40p×50pの大きなものです。1畳ほどの大きな板から切り出し、設計図をもとに組み立てていきます。ボランティアの皆さんは、巣箱づくりが初めての方がほとんどでしたが、協力し合いながら作業を進め、頑丈な2個の巣箱を作ることができました。

 作成した巣箱は、太いミズナラの木の7mほどの高さに設置します。古い巣箱にロープをかけて、ボランティアの皆さんで力を合わせて引き下ろし、新しい巣箱を引き上げて固定しました。古い巣箱を覗いてみると、エゾフクロウの卵のかけらと羽毛が入っていました。今シーズンにも利用していたようです。来る冬からの繁殖期には、新しく取り換えた巣箱を利用してくれるでしょうか。今から楽しみです。


 また、巣箱の設置後には、木材を積み重ねて作ったエゾフクロウの狩場を管理する作業を行ないました。これは、木材の隙間にネズミ類を誘い込むことで、エゾフクロウが採餌しやすい環境を作る試みです。しかし、年月とともにササが繁茂し、ネズミ類を見つけにくくなっていました。そこで、ボランティアの皆さんに、鎌を使って狩場の範囲のササを刈っていだきました。

社員ボランティア2.jpg
●膝丈ほどに伸びたササを刈りました。

 長年、多くのボランティアの方々が活動し続けてきたことで、豊かな自然環境が残る野鳥保護区が維持されています。これからも、竃セ治の社員の皆さんと協力し、様々な生き物が生息する野鳥保護区を守っていきます。

社員ボランティア3.jpg
●巣箱を作った証として皆さんのお名前を看板に書きました。


【稲葉記】
posted by 野鳥保護区事業 at 13:12| 野鳥保護区管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする