2011年03月28日

【鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ】  鳥インフルエンザ警戒巡回監視報告(2011.3.28)

今日は、この時期としてはめずらしく、−11℃まで下がった寒い朝となりました。

鶴居村の雪裡川周辺ではカモ・ハクチョウをほとんど見かけなくなり、今朝は2羽、タンチョウ(幼鳥)は8羽を確認しました

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雪裡川音羽橋 タンチョウ(中州の上)

下久著呂地区では、
南から渡ってきていた80羽ほどのオオハクチョウは、10数羽に減っていましたが
ヒシクイが約300羽ほど渡ってきていました。

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下久著呂 畑で休むヒシクイ

20羽ほどのタンチョウの若鳥は、あいかわらず農家周辺ですごしていますが、
つがいのタンチョウたちは、そろそろ抱卵の時期です。

今回の巡回でも異常は見つかりませんでした。

<SA+ito記>
posted by 野鳥保護区事業 at 19:00| 鳥インフルエンザウイルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月11日

【鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ】  鳥インフルエンザ警戒巡回監視報告(2011.3.11)

サンクチュアリ給餌場のタンチョウ個体数もめっきり少なくなり
つがいは湿原へと戻り、周辺には、若鳥と子別れした幼鳥がほとんどとなりました。
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ねぐらである音羽橋でも20羽前後が見られるだけとなりました。
例年より2週間ばかりはやいペースで春になっている感じがします。
ねぐら周辺で越冬していたオオハクチョウやカモ類が移動し見られなくなりました。

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しかし、隣りの下久著呂地区の雪融けた牧草地に
新たに南からオオハクチョウが移動してきました。50羽前後が見られ、
遠くからも鳴き声が響いています。
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この地区は、夏の間、農家敷地や畑で若鳥たちが過ごすエリアでもあるので、
オオハクチョウやカモ類がいなくなる4月下旬までは、巡回を続けたいと思います。

今回の巡回でも異常は見つかりませんでした。
【SA記】
posted by 野鳥保護区事業 at 10:43| 鳥インフルエンザウイルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【根室】鳥インフルエンザ警戒巡回監視報告(2011.3.11)

3月11日、根室市にある温根沼と風蓮湖の巡回監視を行ないました。

前回の巡視同様、三菱UFJ信託銀行野鳥保護区酪陽および藤田野鳥保護区酪陽周辺(別当賀川河口)、渡邊野鳥保護区ソウサンベツ(湖南)、渡邊野鳥保護区ヤウシュベツ(ヤウシュベツ川河口)は結氷しており、オオハクチョウを含めカモ類の姿は確認できませんでした。

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渡邊野鳥保護区ソウサンベツ周辺の様子。
遠くに見える槍昔側の湖面は溶けていましたが、カモ類の姿はありません。


温根沼は南側はまだ結氷していますが、海と繋がる部分である北側の氷は溶け、水面や水面に隣接する氷上では、100羽を超えるオオハクチョウが羽を休めていました。
また、風蓮湖でも澪スジの氷が溶け、カワアイサ、ウミアイサ、スズガモ、ホオジロガモ、オナガガモ、ヒドリガモの姿が確認されましたが、死亡・衰弱・異常行動をとっている個体は確認できませんでした。


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温根沼北側の湖面の様子。

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風蓮湖、第一トウバイ川河口付近の様子。


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3月11日に温根沼と風蓮湖で確認されたオオハクチョウの数。
両水辺を合わせて、2,331羽のオオハクチョウが確認されました。


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温根沼・風蓮湖周辺には、すでにタンチョウのつがいも戻ってきています。
今後も引き続き、巡回監視を行なっていきます。


<大熊記>
posted by 野鳥保護区事業 at 00:00| 鳥インフルエンザウイルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする